2021/08/25

新型コロナウイルスワクチン予防接種は、デルタ株による発症・重症化予防のためと心がけよう

ワクチン接種が予防するのは?

接種しさえすれば、マスクを外せる。そんな風に刷り込まれはしなかったであろうか。

ワクチン接種がいち早く進んだイスラエルで、市民たちがマスクを外して大人数のパーティーに興じる映像は、ワクチン接種の必要性を訴え、ワクチンが福音であるかの印象を焼き付けるには十分であったように思う。

だが、イスラエルでは「政府が感染対策の制限措置を撤廃した5日後に当たる6月6日から7月初めまででは、有効性は64%に低下した。有症状を防ぐ効果も同様の低下が見られたという」。(https://shikiho.jp/news/0/438944)

たしかに「入院や重症化の防止では高い効果が保たれていた」ということなのではあるが、デルタ株に対して「うつさない/うつらない効果」は期待できないということが判明していたのである。

 米国CDCも国民にマスク着用を呼び掛けるに至っている。(https://www.cdc.gov/media/releases/2021/s0730-mmwr-covid-19.html )

その発表によると、

他の亜種とは異なり、デルタに感染したワクチン接種を受けた人々がウイルスを感染させる可能性があるという懸念が高まっています。

ワクチン接種を受けた一般市民が、彼らの大切な、ワクチン接種を受けていない人、または免疫不全の人を含む他の人に無意識のうちにウイルスを感染させないように、マスク着用の推奨が更新されました。

つまり、デルタ株が席巻する状況でのワクチン接種には、感染予防効果は期待できないと考えておくべきなのである。

 

米国CDCを先取りした厚労省

そこで、ワクチン接種のクーポン券に同送されてきた「新型コロナワクチンの予防接種についての説明書」(ファイザー社製用(2021年6月改定))の中の、効果に関する記述ををあらためて見ておこう。

厚生労働省の説明は、実に慎重である。

「新型コロナウイルス感染症の発症を予防します」とだけしている。

補足的な説明として、「本ワクチンの接種を受けた人は、受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています(発症予防効果は約95%と報告されています)」と付け加えている。

感染予防効果については、

「現時点では感染予防効果は十分に明らかにはなっていません」と立場を留保している。

 したがって、

「ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります」と奇しくも米国CDCのマスク着用を先取りした格好だ。

 

 「愚問」

となると、ワクチン接種によって、「感染以上、発症未満」というカテゴリーの人々が量産されているのではないか。このカテゴリーの人々が、不要不急ではないという独自基準で市中に繰り出し人流を形成すれば、何が起こるか。それこそ愚問であろう。

つまり、未接種の人々がデルタ株の餌食になるのは目に見えているとは言えないか。

 したがって、それにもかかわらず、パラリンピックで、学校連携観戦を進めるのはなぜなのか、理解に苦しむ。子供たちも、選手たちも圧倒的な感染の危機に晒すことになる可能性が排除できないのにそれをやる合理的な理由が分からない。

入院の必要があっても、自宅療養を余儀なくされている人があふれかえるという医療の機能停止の中、これ以上、不要不急の理由で感染者を増やす余裕はないのではないか。それこそ愚問だ。夏休みを延長し、修学旅行などの学校行事も延期あるいは中止に追い込まれている中で、学校連携観戦の特別扱いは道理を欠く。子供同士の、あるいは子供からの感染の可能性が排除できないのであるから、ここは政策による無観客の徹底が求められる。

 

 「感染以上発症未満」

さて、私自身は、一昨日に市内の個人病院で2回目に出かけた。その際、「感染以上発症未満」について先生に尋ねてみた。現場には、その危険性に対する認識はあった。ただ、科学的な根拠が十分でないためマスコミでは取り上げられないのだろうと。

この接種が、アルファ株前提のワクチン接種であり、デルタ株に置き換わる事態は、ワクチン接種開始時には想定されていなかったとも話してくれた。40%の人が接種すれば集団免疫が形成されるという話(総理も発言していた)は、デルタ株の前に反故になってしまっている。

その2回目の接種から本日で3日目である。昨日は、いわゆる副反応に見舞われて、接種後26時間目あたりから37.7度の発熱が3時間ほど続き、夜10時の時点でも37.3度の微熱状態だった。倦怠感と頭痛にも悩まされ、仕事ができる状態ではなかった。

3日目の今朝、もう熱は下がり、接種箇所を抑えれば痛みはあるものの、昨日は上がらなかった腕も今日は普通に戻っている。

とはいえ、1回目の接種後は、発熱さえなかったものの、長期にわたって倦怠感に付きまとわれた(接種が原因なのかも不明)ので、油断はできないが、ひとまず、2回目接種の副反応はクリアしたのかと思う。

説明書は次のように言う。「本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは2回目の接種を受けてから7日ほどたって以降とされています。」

免疫が働くようになるまで、あと4日ということであろうか。これで「感染以上発症未満」の予備軍になってしまった。

 

デルタクレンジング?

ワクチン接種後について、「ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要がある」と説明書は言う。

このワクチンは、デルタ株に対して、感染を予防しない。集団免疫も作らない。発症と重症化を防ぐだけである。つまり感染予防とはリンクしていない。むしろ、拡大の方にリンクしている。

それにもかかわらず、ワクチンさえ打てば、マスクを外して、コロナ以前の生活様式に戻ることができるというイメージは根強く、菅総理も「ワクチン接種こそが正に決め手であり、総力を挙げて接種を進めていく、その必要があるというふうに考えております」としている。(https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0730kaiken.html)

ワクチン接種と人流の遮断がせめてセットにならないと、ワクチンの医学的な効果も社会的な効果も期待できない。ワクチン接種のみへの依存は、感染爆発と医療崩壊を引き起こし、その連鎖が、国民全体を生命の危機に晒す。となれば、ワクチン接種の徹底がまさに決め手」と考え、それを指示した首相と政府による「人災」でさえあると言わざるを得ない。

デルタ株の蔓延で喜ぶのは誰なのだろうか。ウイルス自身か、もしもそれを作り出した何かが存在するならその存在か。

国家は、ワクチンの購入から接種、そしてそのフォローまで関係の支出を渋ることはできない。ワクチンを供給する側にすれば、全世界を対象にした治験を行ないながら、完全な売り手市場を拡げたことになる。

医療保険は、将来の危機に備えるためのもので、国民皆保険制度を持つ日本への参入には規制緩和が必須だが、コロナワクチンは、目の前の生命の危機を回避するためのものと考えられば、政治的判断で無条件に支払われる。

発症防止のワクチンの接種の徹底は、結局、「デルタクレンジング」(コロナウイルスがデルタ株だけに浄化され、感染が蔓延すること)に結びつくものであり、デルタにクレンジングされることが、クレンジングに対応できる人々とできない人々との間に新たな格差と分断を生むことになることに気づけと、すでに2回の接種を済ませた私が言っても説得力はないが、ワクチン信仰とさえ言える様々な言動には、距離を置いておきたい。


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